SENA SMH10R マイク修理

DIY
DIYバイク物づくり

こんにちは。
夏は峠を走るのが楽しく、ツーリングはちょっと寒い時期の方が良い感じです。
今年は体調不良等でほとんど行かず、このまま本格的に寒い時期に入ってしまいそうです…

ねこへい工房のコブです。


今日は本業では無く、自分のインカムの修理。
ここでいうインカムとは、
ヘルメットに付けて音楽を聴いたり、
携帯電話を使ったり、インカム間で話したするアイテムです。

久しぶりに友人とペアリング(インカム通しで通話できるように設定する作業)
すると、こちらの音声が相手に届かない。
多分マイクがどこかで断線しているのでしょう。


修理するのは「SENA」という海外メーカーの、「SMH10R」というモデルです。
もう何年も前の製品ですが、ちょっと変わったモデルで、
とにかく薄く、小さく作られたモデルです。

普通は本体1つと、スピーカー、マイクの3つのパーツで構成されて、
これをヘルメットに配置していくのですが、
バッテリーを本体と分離することで、4つのパーツとし、
薄く小さく作られています。



ボタンも主流の大きなジョグダイヤルではなく、
どれがボタンか分からない勢いです。

恐らく使い勝手で劣るせいで、廃版となったのではないでしょうか。
こういうのもかっこいいのに(´;ω;`)


私は電気が苦手で、いつかちゃんと学びたいと思いながら、
現在も僅かな経験とスピリチュアルなインスピレーションに頼っての
トラブルシューティング(悪い所を見つける事)となります(笑)


何年も前にハンダで直した所が原因です。

マイクの裏にマジックテープが付いていて、
剥がすと小さなマイクの本体が現れます。
写真での裏側が、音を拾う表側となります。

黒い線がちぎれているのが見えるでしょうか。
非常に細いので、ハンダ付けはあまり道具も経験も少ない私には難しめとなります。
でも十分素人のDIYのレベルで修復可能です。


弱い所はどうしても何度も壊れるものです。
その部分を強化すると、次に弱い所が壊れます。
そうなるとどんどん壊れる所が変わり
その度に探さなくてはいけなくなります。

これはバイク競技をしていた時、
フレーム(バイクの骨組み)の補強や
部品作りをお願いしていた方から初めに聞きました。


例えば、新たに大きな部品を作るとき、あえて弱い所を作っておき、
そこが壊れることで他にダメージが行かないようにしたりもします。

こういったことも考えて、前回は対策せず、修理するだけにしました。
数年は問題がなかったので、悪くない判断でしたね^^

今回はもう結構古いモデルということもあって、
問題が起きたらパーツなどを入れ替える事とし、
前回よりは少し手を入れる事にしました。



先程の写真でマス目が1センチですから、
赤で囲んだマイク本体は3~4ミリ程の小さなものです。
それを黒い樹脂で覆っているのですが、
黄色で囲んだ部分をペンナイフで割いてマイクと配線を外してあります。

青色で囲んだ黒い配線をハンダで付け直します。

ハンダ付けした後、割いた樹脂カバーを留めつつ、
補修部分を強化するためにエポキシ樹脂で封印します。
再度ハンダ付けが必要になった場合、
こういう不純物を取り除くのが大変なので、
次回は配線を少し切り捨て、短くなっていくでしょう。

ちなみに不要になったカード類はこういうところで活躍します^^
この上で2液を混ぜ合わせ、下の写真のように封印していきます。
マイク本体は次回の修理も考えて、出来るだけエポキシ樹脂が付かないように。

樹脂パーツに配線を戻すのがきつく、
ナイフで縦に割ったところに強引に押し入れます。
一般的なマイナスドライバーでも出来そうです。

周りにもちょっとつけて、写真上部のマジックテープを貼り付けます。


別のカードでマイクとマジックテープを挟み、クリップで圧しておきます。
解り難いですが・・・



完成後、表から見るとこんな感じです。
スポンジが付いているんですが、前回の修理時に替えがないため接着してあります。


とにかく小さい事が難易度を上げていますが、
時間さえ取れれば修理可能です。
万一マイク本体を壊してしまった場合、
電子部品専門の通販で代替品は購入可能だと思いますので、
端子さえ付け直してしまえば何とかなりそうです。

その時間を用意するのが大人は大変なわけですが(;^_^A



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