バイクジャッキの自作と、溶接しても残る問題点。

DIY
DIYバイク物づくり

こんにちは。
ねこへい工房のコブです。

DRーZ70の1号機の配線をやり直しをしたく、
これを機会に、延び延びになっていたバイクジャッキの製作にかかりました。

キッズバイク、キッズレーサーを公道仕様にしたものなので、
本当は凝ったものは必要ありません・・・
驚きの車体重量55キロですので、少し持ち上げて適当な物に載せて整備できます。
やってみたいからやるだけです。
うちでは普段は丁度いい大きめの木材を使っています。

この冬は家の中まで持ち込み(お外は寒いっすから)、
じっくりと配線を作りたい。
元々配線のほとんどないレーサーですから、
作った配線が不具合を起こすと厄介です。

最初に作った時は無駄な配線も多く、
断線も時々ありました。
初めの1年は、動かなくなる前提で移動していました。
まあ、配線の話はいずれ書くとして、
今回は部屋の中でバイクを乗せたまま移動出来るリフトの製作です。

車載ジャッキが余ってきたので、一番ぼろいのをいけにえに。
2個使うかちょっと悩みましたが。

ただの箱に「コロ」を付けるだけで充分なんですけどね・・・
いつかやろうと思っていたのでやってみましょう。


写真下の材料はLアングルです。
ホームセンターで購入でも相当安いので、
これを使おうかとスタート。
しかし切断に電動工具を使うと音量が気になり、
やっぱり鉄パイプで。
パイプカッター様様です。

設計は今回特にせず、考えながらの製作です。

まずは天板となる上部をパイプで組みます。
下の写真では写っていませんが、土台となる下部のパイプ部分を一回り小さく作ったものです。
それをジャッキ上部に4点ほど溶接。

今度はひっくり返して下の写真です。
パイプ部分を製作した後に、ジャッキを乗せてあります。
上手く角度を決めるために、
まず1か所仮止めしてあります。
気に入らなかった場合、
ここを起点に捩じったりして角度を変更します。
比較的製作しやすく、材料が少なく済む方法を探りながらですので、
ここまで2時間ほどかかったでしょうか。

ジャッキはメッキされていますので、
本来は溶接部分のメッキを削り落とすべきです。
溶接時に不純物となり、火花が出たり、はじけたりします。
今回はクオリティを気にしないのでそのまま強引に。
少し溶接棒を多めに入れて強度をごまかします。

使っている100vでも行けるTIG溶接機。
優秀です。

育良製です
この後は溶接後もう錆止めを塗った写真です。

ジャッキとの溶接はこんだけ。
パイプどうしはもう少し溶接していますが、
基本的には構造で強度を出すべきです。
溶接を小さくするのは、
改造、廃棄時に分解がしやすいようにです。

しかし今回はコストや製作しやすさから構造はいまいちベストではありません・・・
もちろん70ccをのせるのには充分以上です。

コロはこの4点留め形状が安価なので、
面倒ですがナットを3つ溶接。
一見弱そうですが大丈夫です。
構造上外れにくいので、2点溶接で良いでしょう。

奥にあるのが60円で買ってきた端材の木製天板。
この上に更にゴムを貼ろうかな・・・。
4点でビス止めです。
ビス止めの部分は、6ミリのナットを溶接してあります。
気が向いたらネジ止めも出来るように。

この部分はもしDIYで溶接する場合、細かくて難しいと感じるかもしれません。
タイラップで止めてもいいでしょう。

だいたい半日ほどで完成でしょうか。

1号機を乗せてみるとこんな感じ。
こうしてタイヤのどちらかが着いていると問題ないものの、
どうもジャッキ自体の前後に傾く遊びが多い。

ネットによくあるのは左右に2個ジャッキを置いて、
上手く連動して1度で2個のジャッキを操作するもの。
それじゃ解決しない。


前後に2個ジャッキを使えば安定しそうだが、1個ずつ操作が必要で使いにくそう。
でもガイドを作るよりもましなのかな。

うーん、もう改造するかー?
錆止め吹く前に検討すべきだったなあ。


こういう自作があるのは知っていて、
いつかやろうと思っていたけど、溶接絡めても「いまいち」という結果。
後で他の車載ジャッキと比べたところ、
新しいものほどぐらつきは少ない。

前後タイヤ外す前提だと、単体での使用はやっぱり不安が残るが、
やってみたいなら年式新しめの車から外したものが良いと思う。
新しめと言ってもぐらつきの少なかったのは15年前のホンダ車だったし。


↓最近作ったもの「チタンイヤーカフ」


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