ピッチ１０２ｍｍは選択肢があまりない
こうした洗面台に対応するカラン（水栓）はもう古いのか、選択肢が本当にない。
ゴム栓ではなく、後ろのレバーを操作して水が溜まるように出来るタイプは、素人にはTOTOではこれしか見つからなかった。
交換したものはTOTO製TL430型となる。
製品のステッカーにはTL430Zとある。
激安中華製との価格差が激しく、経年劣化で少しずつ水が出ているにもかかわらず、1年以上放置してしまった。
水道代でいつか商品代金を越えてしまうので、衝動に任せて購入することに。
今までセールなどを待っていたが結局12000円で普通に購入。
↑まずは交換して奇麗になった状態。
↑こちらは交換した古いものだが、内部のパッキンなどがちょっと手に入らなかった。
メーカー名が分からず、とうとうあきらめた。
この長い棒がポップアップ式、下の写真の矢印部分で横棒と繋がり、引くと栓がされる。
新しい水栓は仕組みが違う物に対応していて、ごく短いパイプと棒で構成される。
反対に「押す」と栓がされる。
ワンプッシュ式をポップアップ式に
ワンプッシュ式をポップアップ式にというのは正確ではないかもしれない。
加工はそうしているのだが、この変更に対応する部品があるのかもしれない。
ちらっと調べた範囲ではなさそうだったが、
問題は今の所お金をかけたくない＆当日中に作業を完了したいという事。
まあ多分、メーカーか種類が違うのだと思う。
排水方式でワンプッシュ式とポップアップ式の違いは？ (toto.jp)https://qa.toto.jp/faq_detail.htm?id=11091
新しい水栓のプッシュ式部分はパイプが下からネジ込まれており、これを外し、中の棒のみとする。
何らかの方法でこの棒を延長し、先の矢印部分に接続することにした。
安易な魔改造である。
↑の写真、青矢印部分があり合わせで製作した延長ギミックとなる。
M６の長いナットに上部の横に穴をあけ、3mmのネジを切ったもの。
パイプを外した棒の先端は直径2mm程これを差し込み、3mのネジで横から固定。
こうしたのはM6の長ネジ（いうほど長く無くて2本を溶接で延長したが）が延長に丁度良かったから。
長いナットの下半分はM6が入る。
この工程が最も特殊な加工だから、需要も無いと思います。
もし細かい所が知りたければ何らかの方法で連絡いただければ（覚えている範囲で）答えますｗ
特殊工具製作
水とお湯のパイプとの接続部分は洗面台の下に潜り込んでいますので、通常の工具は入らず、下の写真のような専用工具を使うのが一般的です。
趣味（稀に仕事になることもありますが）のバイクで工具が余っているので、「２３」と「２４」（ミリ）を探します。２２と２４の薄型のスパナがありました。
一時必要で買いましたが現在は出番もほとんどなく、そう高い物でもなかったと思うので加工することにします。
これで捨てずに有効活用できます。
「２２」の方を、ハンドグラインダーで「２４」として使える様に削ります。
貧乏性のため、先端のみ削り、「２２」でも使える様に。
洗面台に付いている古い水栓を調べると、そこまでトルクがかかっていない事が解ります。
削る加工もあまり神経質でなくても良さそうです。
つまり、専用工具はもちろん買っても良いと思いますが、思った以上にトルクが要らないようなので、
適当に作ってみてはと。
削った部分を万力で挟み、曲げやすそうな細い部分をトーチで加熱します。
火から遠い、「２３」の方を軍手で掴んで曲げてあります。
赤っぽくなるほど熱しますが、
トーチ（バーナー）は写真の物でなくとも、ホームセンターで買えるもので十分なはずです。
一つあると本当に便利です。
料理でも結構使えます。
この工具が出来れば後は特に問題なく、適当に締めれば水漏れもなく。
書く事もなく。
いずれは何故かヒビの入っている洗面台を交換するかも知れません。
その時は2穴水栓から1穴水栓に変更するでしょう。
大事になることは間違いないので、出来る限りやらない方向で・・・。
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